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2014年02月24日

キバナノヤマオダマキ

 キバナノヤマオダマキ

 キバナノヤマオダマキ
(キンポウゲ科オダマキ属)

9月末 木曽の禁漁直前釣行の渓で撮影。

木曾で撮った花の写真はこれで最後です^^

漢字で書くと黄花の山苧環。

キバナノヤマオダマキ



本来、紫色の鍔(ガク)を持つヤマオダマキのクリーム色変種

花期は6~8月で夏の花なんですが

林道の隅にひっそり残って咲いていたのをyukimuさんが見つけてくれました。

2013年で出会った花の中で一番のお気に入りの花。



『オダマキ』という言葉とは以前どこかで出会って、それがずっと気になってましたが

家に帰って調べたところ吾妻鏡の静御前の白拍子の噺でした。

実はこの逸話に惹かれ、一昨年に鶴岡八幡宮に詣でてたんですよ!




吉野山 峰の白雪踏み分けて
               入りにし人のあとぞ恋しき


しずやしず しずのおだまき 繰り返し
               昔を今に なすよしもがな




源九郎判官義経の子を宿した妾、静御前が吉野山で囚われた後に鎌倉へ送られ

見せしめの為に源氏隆盛を祈念した舞を頼朝に強要される。

愛する義経の敵、頼朝の意向を無視して静御前が舞ったのは・・・・・


この逸話に興味を持たれた方はこちらをどうぞ!

http://www.hachimangu.or.jp/about/history/shizuka.html



この鶴岡八幡宮での静御前の舞は良く知られていますが、

その翌日、勝長寿院で頼朝の娘・大姫に見せた静御前の舞はあまり語られません。



この大姫も静御前に負けず劣らずの悲恋のエピソードをもっている女性で、

身内によって討たれた1人の人を思い続け、20歳にして早世してしまうのですが

その相手はたった1年だけの夫婦であった夫、木曽義高(義仲の長男)でした。


木曾山中で偶然出会った花から、心に言葉が引っ掛かり、

まったく別の興味を持った繋がりを持ってまた木曽へと戻ってくるこの不思議に

なにか特別な縁を感じずにはいられません^^

釣りのさなかキャストの手を少し止めて、悠久の歴史の中に1つの花を想うことも

またフライフィッシングの楽しみ方の一つとしては良いものではないでしょうか。







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この記事へのコメント
このオダマキはほんと印象的でした
林道わきで一株だけひっそりと
他の草花に埋もれることなく
凛とした美しさ
今年もまた咲いてるといいな
Posted by yukimuyukimu at 2014年02月24日 23:09
@yukimuさん

 ですねぇ~ 今年はテント持ち込みで必ずや^^
 
 植物の良いところは捕えない限りが翌年も出あえて、
 さらに種で増えてる可能性もある所ですね~

 あの子、9月にも元気に咲いてるといいね!
Posted by mitomito at 2014年02月25日 00:26
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    コメント(2)