オトコエシ
・・・・つー訳で花ネタの続きを!
時は半年前、禁漁直前の木曽の谷へと遡りまする。
9月の王滝の林道、車止めから少し歩いた場所で撮影。
比較的開けた日当たりの良い場所にまとまって咲いていました。
特徴的な花なので1目ですぐ見分けがつきます~♪
秋の七草の1つであるオミナエシよりも茎や葉がおおぶりで
男性的かつ強壮な感じからオミナ(=女)に対しオトコと名がついたそう。
黄色いオミナエシは感じで書くと女郎花 白いオトコエシは男郎花と書きまして
女郎はいわゆる廓の遊女ではなく、古語においては女性一般を指します。
なので男郎も男性一般を指すのでしょうがコトバとしては辞書に見当たりません。
凡そは男郎花が検索されるのであまり使われないコトバなのかもしれませんね。
古くからある花なので、なにか文学や俳句との繋がりがないかなぁと探してみると
ありました! 秋桜子は懐かしい名前ですね^^
森の家いねて月さす男郎花 水原秋桜子
虚子にもありました^^
相逢うて相別るるも男郎花 高濱虚子
そして白秋にも!
小笹吹く風のほとりや男郎花 北原白秋
オミナエシとオトコエシの名づけの由来には興味深い説があって
昔は女性は色の付いた粟めし、男性は白米を食していたことから
黄色い花はオミナ(女)めし 白い花はオトコめし になり
そこから転じてオミナエシ・オトコエシになったとも言われています。
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