小さい頃によく折って茎を齧った記憶があるイタドリ。
花は白くてこんなに綺麗なんだとはじめて知りました!
写真の株は特に大きな花房をつけている立派なものでした。
これも秋に咲く花なんですね~
ところで、神戸ではこのイタドリを「すっぽん」というのですが
どうやら他の地方ではまったく通じない俗称の様でビックリ!
たぶん折ったときにスポン!と音がするからやと思うのですが・・・
地方地方でいろんな呼び名があるみたいです。
虎杖とかいてイタドリと読ませたり、痛みが取れるのでイタミトリ→イタドリだったり
岐阜にはこの植物から名をとった板取村があって、初期のシラメ釣りではよくお世話になりました。
名前にいろいろイワク有りな感じですが、一応、立派な在来種です。
が、実は昔々にフォン=シーボルト(日本史で習うあの医者のシーボルトです)が日本から持ち帰った
このイタドリが今、ヨーロッパでアスファルトを突き抜くなどえらい問題になっているそうで、
なんと
世界の侵略的外来生物ワースト100にも選ばれてしまっています・・・・
前回のブログ記事にも通じますが、外来・帰化生物の問題は根深いものがありそうです・・・・。
さらに余談ですが、プッチーニの有名なオペラ「蝶々夫人(マダムバタフライ)」には、
シーボルトの妻、お瀧さん(娘は小説『フォン=シーボルトの娘』にもなっている有名な
日本人初の産科女医・楠本イネですね!)という説とさらに有力な説として
長崎のグラバー邸で有名なトーマス=グラバーの妻、ツルだという説があります。
グラバーは、日光湯川にブルックトラウトを移入し商人ハンス=ハンターと共に
日光湯川での鱒釣り、日本にフライフィッシングの芽吹きを与えたことで有名ですね!
そして、そのハンス=ハンターは貿易商だったこともあってか神戸市に深く縁があり
観光地である北野異人館へと向かう道には今も「ハンター坂」という名が残り、
市民が憩う市立王子動物園には彼の住居「ハンター邸」が保存されています。
意外なところでフライフィッシングとの繋がりってあるもんですよね~^^
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