No Fish!

mito

2013年06月26日 22:27

FLY2年目の96年から数年間は千種川をホームリバーに単独釣行がメインでした。
川に立てばいろんな発見がありアマゴもそこそこ釣れる様になって釣りがどんどん楽しくなっていきました。

この年から盆休みを利用して遠征に出る様になり、まだほとんどフライマンがいなかった石徹白に通い始めたのもこの年からです。現在のC&R区間の峠川は当時永年禁漁で、大杉の車止めから上流から入り堰堤を超え大滝も超えてさらに源流部へと足を延ばしていました。当時から魚影の濃い川で真夏でもいい釣りのできる素晴らしい川でした。

他にも一色川や尾上郷のゲートを抜けて源流部へ分け入ったり御母衣への流入河川へ探釣したのもこの頃で、単独行での蛮行は今おもい返すと恐ろしく怖いものしらずだったなぁと思います。あの源流部でのほんとうの真っ暗闇の中での車中泊は忘れられない思い出です。

丁度この頃インターネットが普及し一気に釣り友達も増えて、全国のいろんな川に出かけました。
奥只見で放水前のダム下にザイルで降りて大物イワナを狙ったり、桧枝岐で某エキスパートと釣りをご一緒させてもらったり、厳寒の吹雪の中でライズを釣った蒲田川や蕎麦の美味い開田高原の末川などほんとにあちこちの川へと出かけていました。そうそう!阿蘇白川でエノハを釣ったり忍野でヒゲナガのイブニングに熱狂したのもこの頃でした。

そんな中でもとりわけ思い出深いのがFLY3年目の97年に出かけた日光湯川での釣りでした。
盆休みを12日間とって家を出て、さて西へ行くか東へいくか・・・目的地も決めず当時の愛車ジムニーで走り出し、岐阜一宮を超えた辺りでそうだ!いつか絶対釣ってみたかったブルックを釣りに日本のFLYFISHIG発祥の地である湯川にいこう!!と思い立ち車で12時間かけて日本ロマンチック街道をひた走り丸沼を超え金精峠の展望台から戦場ヶ原の湿原を見下ろした時のあのワクワク感!独特の雰囲気がある湯川に魅了され2日間じっくりと釣り、最終日の湯滝下で釣った尺上ブルック!まるで日本ではない様なロケーションとこの1匹がずっと脳裡に残って湯川とその後出会う事になる湯川を愛する釣り仲間との素晴らしい縁を結ぶきっかけとなったのでした。





2004頃からのこの10年間はいろんなFLYFISHINGを経験しました。
最初にずっぽり嵌ったのがライズの釣り。岡山や鳥取の渓流でひたすらライズする魚ばかりを追いかけていました。
2月解禁の長良川でシラメ釣りにもほんとうに良く行きました!
もう廃刊になってしまいましたがAngringの取材で記事にしてもらった事もあったなぁ。
他にも一番の釣友でプロタイヤーだったふじもっちゃんが誘ってくれてソルトフライを始めたのもこの頃で夜な夜なシーバスを釣りに出かけたり、西宮からチャーターボートでオフショアのシーバスやカツオ釣りに興じたり、会社帰りに雷魚釣りにいったりしていました。この辺りの話は後日書き残そうと思っています。

ここ数年は結婚したり仕事が忙しくなったりで釣りに出る回数が極端に減ってしまいました。そんな中、ありがたい事に友人が声をかけてくれて一緒に釣行したり、昔に出会った友人が旅先でのいい釣り場を紹介してくれたりとおかげさまで思いのほかいい釣りをさせてもらっています。
FLYFISHIGを通じていろんな人と出会い、たくさんのご縁ができました。
過去に僕が開設していたWEBサイト「No Fish!」は釣れない日にも穏やかなる事を学べという思いを込めてウォルトンから借用したタイトルでしたが、十数年経った今では僕にとってまったく新しい意味を持った「No Fish! No Life!」となっています。


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