ミソサザイ
春の渓流、上流域を釣り上がっていると
ちゅぴちゅぴ ちゅりりりりりー って鳴き声良く聴きません?
ミソサザイの囀り!
日本最小サイズの野鳥の1つでフライフィッシャーの春の友達
西洋では『鳥の王様』と呼ばれているミソサザイをご紹介^^
体長:約10cm 手のひらよりも小さい茶色の鳥。
その大きさからわかるとおり、系統的にはスズメの仲間です。
名前の由来はよく谷の溝(みぞ)にいる些細(ささい)な鳥でミソサザイなんて
言われていますが、もちろん
デマです^^。
おやじギャクじゃないんですから(笑)
鷦鷯とかいて『さざき』 古語辞典をしらべるとちゃんと乗っている言葉です。
意味は「ミソサザイという鳥の1種」・・・・・・ってオイ!
古語辞典ってたまーに使えないですよねー
質問に質問で返す感じ?
仕方がないので別の方法で調べました!
さざきという言葉は古代において「広義に鳥という生き物」を指して使ったそうです。
じゃあミソは?って話しなんですが、これには諸説ある様で
1つは上に書いた 溝 である説とか・・・
別名にミソクイドリとかミソナメドリとか謂われている 味噌 説とかあるのですが
mito的考察では多分コレが正解やと(勝手に)思う
ミゾ=御衣 が転じて ミソ になった説!
ミゾ(御衣)は読んで字の如く、お召し物・貴人の衣服を敬っていう言葉。
日本神話の人気者に「
小彦名命」(スクナビコナ)という神様がいます
この神様が日本に現れた時の事が日本書紀にこう書かれています。
出雲国の五十狭狭の小汀に行到して、飲食せむとす。
是の時に、海上に忽ちに人の声有り。
乃ち驚きて求むるに都に見ゆる所無し。
頃時ありて一箇の小男有りて、
白蘞の皮を以て舟に為り、鷦鷯の羽を以て衣にして、
潮水の随に浮き到る。
(引用:岩波文庫・日本書紀P106)
簡単に訳すと
(大己貴神が)出雲の五十狭狭の小汀に至り食事をしようとすると
海上から声が聞こえてきた。(中略)
白斂(=ヤマカガミという植物)の皮で作った舟に乗り
鷦鷯(ミソサザイ)の羽を衣とした小男の神が到来した
神様がお召し物(御衣)にされた鷦鷯(さざき)
ミゾサザキ 転じて ミソサザイ
成鳥でも体長10cmのミソサザイの衣を着れる小彦名命
かの神はこそは後の時代に一寸法師のモデルになった神なのです!!
僕が調べて仮説を立てたこの新説(?)・・・・・
そう・・・
信じるか信じないかは・・・・
あなた次第です!(笑)
なーんてことはさておき、今回はたまたま釣りの途中でミソサザイにあったのですが
たまたま面白いシーンが写真に撮れたのでそれも載せておきます^^
『あ! 巣立ち雛がいる!!』
『ん・・・・・・・・・・・・・・・・』
『むむん・・・・・・・・・・・・・・・』
『むむむ・・・・・・・・・・・・・』
『クエッ!!』
『シュタッツ』 ←親鳥参上!!
『ほれ! たべれ!!』
『見つめあう(?)親子』
『しゅぴーーん!!(笑)』
こんなにちいさな鳥でも、こんなに深い親の愛情があるのですね・・・・
流石は鳥の王!!(笑)
あなたにおススメの記事
関連記事