ミソサザイ

mito

2014年05月28日 01:07

春の渓流、上流域を釣り上がっていると

ちゅぴちゅぴ ちゅりりりりりー  って鳴き声良く聴きません?




ミソサザイの囀り!

日本最小サイズの野鳥の1つでフライフィッシャーの春の友達

西洋では『鳥の王様』と呼ばれているミソサザイをご紹介^^

体長:約10cm 手のひらよりも小さい茶色の鳥。

その大きさからわかるとおり、系統的にはスズメの仲間です。







名前の由来はよく谷の溝(みぞ)にいる些細(ささい)な鳥でミソサザイなんて

言われていますが、もちろんデマです^^。

おやじギャクじゃないんですから(笑)

鷦鷯とかいて『さざき』 古語辞典をしらべるとちゃんと乗っている言葉です。

意味は「ミソサザイという鳥の1種」・・・・・・ってオイ!

古語辞典ってたまーに使えないですよねー

質問に質問で返す感じ?

仕方がないので別の方法で調べました!





さざきという言葉は古代において「広義に鳥という生き物」を指して使ったそうです。

じゃあミソは?って話しなんですが、これには諸説ある様で

1つは上に書いた 溝 である説とか・・・

別名にミソクイドリとかミソナメドリとか謂われている 味噌 説とかあるのですが

mito的考察では多分コレが正解やと(勝手に)思う

ミゾ=御衣 が転じて ミソ になった説!

ミゾ(御衣)は読んで字の如く、お召し物・貴人の衣服を敬っていう言葉。


日本神話の人気者に「小彦名命」(スクナビコナ)という神様がいます

この神様が日本に現れた時の事が日本書紀にこう書かれています。

出雲国の五十狭狭の小汀に行到して、飲食せむとす。
是の時に、海上に忽ちに人の声有り。
乃ち驚きて求むるに都に見ゆる所無し。
頃時ありて一箇の小男有りて、
白蘞の皮を以て舟に為り、鷦鷯の羽を以て衣にして、
潮水の随に浮き到る。
                (引用:岩波文庫・日本書紀P106)

簡単に訳すと
(大己貴神が)出雲の五十狭狭の小汀に至り食事をしようとすると
海上から声が聞こえてきた。(中略)
白斂(=ヤマカガミという植物)の皮で作った舟に乗り
鷦鷯(ミソサザイ)の羽を衣とした小男の神が到来した


神様がお召し物(御衣)にされた鷦鷯(さざき)

ミゾサザキ  転じて  ミソサザイ




成鳥でも体長10cmのミソサザイの衣を着れる小彦名命

かの神はこそは後の時代に一寸法師のモデルになった神なのです!!

僕が調べて仮説を立てたこの新説(?)・・・・・

そう・・・

信じるか信じないかは・・・・  あなた次第です!(笑) 


なーんてことはさておき、今回はたまたま釣りの途中でミソサザイにあったのですが

たまたま面白いシーンが写真に撮れたのでそれも載せておきます^^



『あ! 巣立ち雛がいる!!』





『ん・・・・・・・・・・・・・・・・』





『むむん・・・・・・・・・・・・・・・』





『むむむ・・・・・・・・・・・・・』






『クエッ!!』






『シュタッツ』 ←親鳥参上!!






『ほれ! たべれ!!』





『見つめあう(?)親子』




『しゅぴーーん!!(笑)』





こんなにちいさな鳥でも、こんなに深い親の愛情があるのですね・・・・

流石は鳥の王!!(笑)





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