今回ご紹介する本は原題:
「THE HEMINGWAY COOKBOOK」
この邦訳版が出ていまして、10年以上前の発売時に買いそびれたままいつしか絶版!
それ以来ずっと欲しかったのですが定価2400円の本が古本で4000~5000円ほど
で出ていてなかなか手にいれられなかったのです。
が、不況による昨今、せどりの頑張りでしょうか遂にこなれた価格(2000円!)で
アマゾンに出たので即ポチッときました!!
届いたのは帯付きで、1999年10月20日 第一版第一刷。 初版本でした!!
邦題
『ヘミングウェイ 美食の冒険』 クレイグ・ボレス 著
この本は上の通り、ヘミングウェイが書いた本ではありません。
著者のクレイグ・ボレスがヘミングウェイの人生と芸術にとって重要だった時期の
作品などに登場する料理や酒のレシピを忠実に再現したレシピ本なのです。
この本の見出しによれば、レシピの出所は・・・
作中に書くにあたりヘミングウェイが実際に食したレストランから教えてもらったり
ヘミングウェイから直接レシピの教えを受けた友人たち彼の4番目の妻の書き残し
彼自身が残したインタビューからの収集でなかなかに信憑性の高いものです!
いま大体半分ほど読んだのですが、すごい面白いです!! 買ってよかった!!
「二つの心臓の大きな川」に出てくるニック・アダムズが作る 『鱒のフライ』や『パンケーキ』
「海流の中の島々」に出てくる『エビの塩ゆで』、彼の釣り船で出された『ピラール号風めかじき』
他にも『シイラのめちゃうまソース煮』とか有名な『トリュイット オー ブルー』 などなど。
酒では『モヒート』や『ヘミングウェイ・ダイキリ』はもちろん
『パパ・ドブレ』や『ヘミングウェイ・スペシャル』などなど興味深いレシピがいっぱいです。
紹介されている各レシピにはそれが出てきた場面の描写や詳細な料理方法が記され
章の合間には世界を旅したヘミングウェイのその時々の状況や作品紹介と時代背景など
読み物としても秀逸で面白く単なる料理レシピ本とは一線を画しています!
家庭の食卓やキャンプでも簡単に作れるレシピも沢山載っているので
これから禁漁になって時間がある時にでもいくつか作ってみようかなって思ってます~♪
ご興味のある方はこちらで。
この内容で古本なら状態にもよりますが2000円代なら買いだと思うのですが・・・(笑)
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